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| 「演奏する」「表現する」ってどういうこと? 曲と対面したとき、どういう風に弾くか弾きたいかよく考えて、少しでもそのイメージに近づくように指の動きを制御すること。これが大前提だと思っています。自分のイメージ通りに演奏することはなかなか大変なことですが、自分の耳で満足のいく音色を探りながら完成型を目指すプロセスはとても楽しいものです。そして描いたイメージをメッセージに昇華させて、演奏を通じて聴いている人々に伝えられたらどれほど幸せでしょう。聴き手も、きっと幸せな気分になれるはずです。 イメージを描く段階で、曲のレベルに応じた知識やテクニックetc.基礎能力がほどよく身に付いていれば、おのずと質のよい譜読みができ、イメージ作りがより容易になることでしょう。つまり心と知識、経験のバランスが大切だと思います。ただ弾くだけでも十分に楽しいのかもしれませんが、さらに上手に弾けたらもっと楽しいのです。揺るがない音楽の基礎力を身につけて、ぐんぐんレパートリーを広げていきましょう。欲を言うと……描いたイメージを目的地と考えるなら、聴き手は同伴者。スマートにエスコートできるような演奏を心がけたいものです。鍵盤を弾くことが、決して単なる「指の運動」で終わりませんように。それぞれのレベルで豊かに想像力をはたらかせて、のびのびと自信を持って演奏できるよう、受講者の皆さんにはいろいろなアイデアを提供させていただきたいと思っています。 音楽ばかりでなく日常生活のありとあらゆるところにあふれているイメージの源。私自身も常にアンテナを立てて、いつでも受信できるよう心がけています。少しずつ蓄えを増やして、ご一緒にステキな演奏表現を目指しましょう!! 2005年3月 山口綾規 |
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