英国王立音楽検定(Associated Board of Royal College of Music = ABRSM)は、「The Royal Academy of Music」 「The Royal College of Music」「The Royal Conservatoire of Scotland」 「The Royal Northern College of Music」4つの王立音楽大学のもと1889年に設立されました。 とてもバランスの取れた内容で、現在ではイギリス本国にとどまらず、世界約90カ国で毎年63万人以上が受検する、世界最大規模の音楽検定です。
35種類以上の楽器(声楽を含む)「実技検定」と「理論検定(筆記試験)」があり、それぞれにグレード1〜8、さらに上にはディプロマ検定もあります。 現在我が国では年に2回行われていて、イギリスから派遣された検定員により審査され、本国と同じように受検できます。通訳を付けられるので、心配ありませんし、通訳なしで受検するのも、ご自身の英語力を試す良い機会になり、楽しいものです。

例えば、ピアノの実技試験は下記のような内容です。

      ■課題曲3曲(時代別)※暗譜不要
      ■スケールとアルペジオ ※暗譜
      ■初見演奏(30秒の試弾可)
      ■オーラル・テスト(口述のみの聴音課題)

当教室では、進度を見計らって受検を勧めています。課題曲の演奏はもちろんのこと、それ以外の科目の準備を通して生徒さん方の大きな成長ぶりが窺え、とてもよく考えられた内容だとつくづく感心しています。 私自身(山口)も受検してみてわかったことですが、終始和やかな雰囲気で進められます。検定試験だからといって、決してピリピリと緊張感が漂う雰囲気ではありません。後日結果とともに届く講評は、項目別に非常に丁寧に書かれており、自身の弱点もよくわかります。 ちなみに英文で書かれた合格証書(とても格好いいのです)が、子どもたちには特に嬉しいようです。我が国ではなかなか普及していないのが現状ですが、こうして素晴らしいものは積極的に取り入れたいと思っています。

ABRSM公式サイト